今日も塩むすび🍙

simple is best

【感想】『素敵な彼氏』(河原和音)捨てキャラなし!全員もれなく愛おしい!

大人になって良かったなぁと思う時

それは…

漫画を大人買いした時
祝☆大人!大人ってサイコー!


私おにぎり数十年ぶりに自分のために漫画を大人買いしました。


河原和音先生の「素敵な彼氏」がとってもおもしろい!かわいくて癒されます!

素敵な彼氏(河原和音)がおもしろい!


きっかけは、先日感想をアップした「太陽よりも眩しい君」を読んだこと。

最高におもしろくて、かつて少女時代に河原和音先生の作品が大好きだった気持ちが蘇りまして(先生!とかほんと大好きだったんだよ)

あれからたぶん20年以上たってるのに、今なおこれほど質の良い作品を描き続けている河原和音先生の存在が神々しい!

「太陽よりも眩しい星」以外にも最近の作品を読んでみたくなり、試し読みしてみたらもう止まらず、14巻大人買いしておりました!


「素敵な彼氏」あらすじ

小桜ののかは小さい頃みた年末のカウントダウンでのカップルの姿に憧れている。高校生になれば、自然と彼氏ができると思っていたが、できないまま12月を迎える。あせって彼氏作りのため出かけた合コンで桐山直也と出会う。冷静で何を考えてるかわからないけど、さりげない気遣いができる直也。直也は、彼氏作りにがんばるけれど少しずれているののかのことを面白がって、カウントダウンまで見守ることに。ののかに「素敵な彼氏」ができる日はやってくるの──!?

集英社HPより



出典:集英社

「素敵な彼氏」を電子書籍で読む方法

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しかし、電子書籍なら試し読みも可能なのでおすすめ!


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「素敵な彼氏」感想

*ふんわりとしたネタバレのある感想です。

恋に夢見る女の子

「素敵な彼氏」の主人公、小桜ののかは恋に夢見る女の子。
いつか自分だけを愛してくれる男の子と年越しのカウントダウンに行くのが夢。

高校生になれば自然と彼氏ができると思っていたが、できないまま12月を迎え、あせって彼氏作りのため合コンにでかける。


ここまで聞くと、ヒロインの女の子はちょっと頭の中がお花畑な感じの子なのかな…っていう気がしてきませんか?



そのとおりなんです!



ヒロインののかちゃんは、恋に恋するちょっとずれてる女の子。

彼氏がほしい!と思ってるのに、まわりが見えてないから空まわり。

ナチュラルに「カウントダウンまでに彼氏ほしいのに全然できない気の毒な子」認定されている、ともするとイタイ女の子になりかねない「ちょっとずれた女の子」

そんなののかちゃんを、ちょっとずれてるけど、応援したくなるような元気で優しくてかわいらしい女の子に描いていているのが「素敵な彼氏」のいちばん大好きなところです!


「恋をしたい」「彼氏がほしい」って思うことって、ぜんぜん普通のことなのに、なんか恥ずかしいっていうか照れるっていうか。

でもそれを正直に「私は彼氏がほしい!」って言えるののかが、素直でとてもかわいいなって思うの。


そして直也と出会って「恋」を知っていくののか。

ただ「誰かとつきあいたい」「彼氏がほしい」だけだったののかが「私を好きでいてくれる彼氏がほしい」になって、「好きな男の子に彼氏になってほしい」になっていくその過程がね!

初めて本当の恋をしたときのドキドキ感とか、焦りとか不安がすんごく丁寧に描かれていて。

これが恋だと気づいた時の高揚感とか

初恋特有の迷走する感じも THE☆HATSUKOI

読んだら誰もがののかを応援したくなるようなかわいらしいヒロインです。


桐山くんはいつののかを好きになったのか

ののかが素直でわかりやすすぎるのに対して、桐山君の表情変化のなさもまたこれ良き。

笑っているのに笑っていないような目元、「ははは」と乾いた笑い、やる気なく気だるげに見える雰囲気、完全にわたしの好きなタイプ(どうでもよい情報)

感情の主張が弱くて、去る者追わずの他人任せにも見える直也。

飄々としてわかりにくタイプの直也は直也で悩みがあって。

ののかと直也、正反対のふたりがくっつくのかくっつかないのか
じれったいのがたまらなく良い!!

ネット上でみられる感想でよく「直也はいつからののかを好きだったのか」という論争がみられますが。

私は「はじめから好きだった」に一票。

初めて会った遊園地合コンの時は「おもしれー女」ってくらいかもしれないけど、同じコンビニでバイトしはじめた時にはかなり好きだと思う。

これまで直也がつきあってきた子たちとはちがう、感情がまるだしのののかのことをまちがいなくかわいいと思ってるのに…

これまで自分から誰かを好きになったことないからどうしていいのかわからない、そんな桐山くんもじれったくてとても好きです。

登場人物みんなみんな愛おしい

これは河原和音先生の作品すべてに言えることだけど

登場人物がみんな、良いところもあればダメなところもあって、悪人でも善人でもなくて、リアルで立体的なのがとても素敵。

ちょっとイタイ女の子ののかは素直で正直でまっすぐだし

なに考えてるかわからない桐山くんは気遣いのできる子だし

最初は完全に悪役だと思ってた桐山くんの元カノでさえ、ちょっと見栄っ張りでかっこつけだけど、なりたい自分になろうと努力している女の子で。(それがうまくいかないのがまたかわいい)

みんな恋をして悩んでなりたい自分になろうとしてるんだなって

おばちゃん最後には全員まとめて抱きしめたくなるっていう


今回14巻大人買いしたけど大正解だった!

いつか娘が少女漫画読めるくらい大きくなったら読んでほしい作品です!

娘はどんなタイプの男の子が好きなのか…
桐山くんは好き嫌いわかれると思うんですよね…








出典:集英社

diary.kyonbokkun-onigiri.com