今日も塩むすび🍙

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【子連れキャンプ】ACN西富士オートキャンプ場体験レビュー

『真夏にキャンプに行く奴は大馬鹿者』

今年も元気に真夏キャンプに行ってきた大バカ者の夏日記2022年。


子供たちの夏休みがはじまってすぐの週末、富士宮市にある西富士オートキャンプ場に行ってきました。


【参考】当ブログの筆者おにぎりの家族構成は小6男児、小4男児、小1女児、おやじ、私の5人家族です。ご参考までに。


【富士宮市】ACN西富士オートキャンプ場 / 森に囲まれた日陰の多い自然派キャンプ場

ACN西富士オートキャンプ場

所在地*静岡県富士宮市内野1687
開設期間*4月20日~11月30日
公式HP西富士オートキャンプ場


西富士オートキャンプ場は娘が生まれる前に何度か行ったことのあるキャンプ場なのですが、当時(たぶん7年位前)はインターネット予約ができず電話予約のみだったので予約がめんどうになり、徐々に足が遠のいていたキャンプ場でした。

ひさしぶりにHPを見たら新しくなっていて。
たぶん外注したんでしょうね。見やすいうえにとてもいい感じのキャンプ場に見えるわけです。やっぱりHPから受ける印象って大きいな~と思うなど。

そのうえネット予約が可能になっていたので、数年ぶりの再訪となりました。

真夏にキャンプに行く馬鹿

私は真夏にキャンプになんか行きたくないんですよ。
暑いし汗かくし日焼けするし虫がたくさんいるし。

なのに今年も行ってしまった真夏のキャンプ。

これだからキャンプはこわいの…呼ばれたら逆らえない…



富士宮市にある西富士オートキャンプ場は新富士ICから30分ちょっと走ったところに位置しており、インターおりてからホームセンターやコンビニ、ラーメン屋さんなどの飲食店もたくさんある大通りを通ります。

コンタクトの洗浄液を忘れてきたので、途中コンビニで購入。
1回分のちょうどよい量の洗浄液があって助かった~

「前に来たときコンロ忘れてこのホームセンターで買って行ったよね~」などど昔話に花を咲かせながら、キャンプ場に到着。


チェックインは13:00から(チェックアウトは12:00)
準備に不備があることで定評のある我が家は、今回も到着予定の13時より1時間遅れの14時に到着。

受付のおじさんによるとコロナ対策で混雑を防ぐため、予約のないキャンパーはお断りすることもあるとのことでした。14時時点では3~4割のサイトが埋まっている状態で、その後もそれほど入ってくる車はありませんでした。その昔に利用していた時は2,3組しかいない時もあったので、HP効果で利用者が増えてる気がする。知らんけど。

行きたくもない真夏のキャンプにいく理由はただひとつ

私は真夏にキャンプになんか行きたくないんですよ。
暑いし汗かくし日焼けするし虫がたくさんいるし。

行きたくもない真夏のキャンプにいく理由はただひとつ

川遊び

我が家の子どもたち、たぶん河童

夏でも、冬でも、行きたいところをたずねると答えは必ず

プール。海。川。



設営しているあいだも川の様子が気になってしょうがない子供たち。

とりあえず子供たち3人で川の様子(水量など)を調査してくるように命じて、大至急設営をすませる大人たち。

こういうとき兄弟が多いと助かる。
かならず3人一緒にいること、子供だけで水にはいらないことを約束させて送り出しました(子供の性格などにもよるのでマネしないでください)


川へ行くには、受付や売店などがある場所から細い道を下って行きます。


出典:ACN西富士オートキャンプ場HP


高い杉の木の森の中をぐんぐん進んで探検気分。




当日は富士宮市の最高気温33℃の夏日。



川に降りてくると別世界のように涼しい…
マイナスイオン先生…あなたに会いたくてここまで来ました…

いつもありがとうございます…


さっそく水鉄砲で戦いはじめる子供たち。

先に遊んでいた他の子までいつのまにか参戦して大乱闘スマッシュブラザーズに。子供ってすぐに仲良くなれるからすごい。コミュ障の母は君たちを尊敬している。


上流では川釣りをしている人たちの姿も。
(釣りをする場合は受付で遊漁券の購入が必要です)


わざわざ言うまでもないですが、水の透明度がすごい。


透明度もすごいですが、水の冷たさもすごい。
浅い流れでも足の甲まで水が浸かったところで足が死にます。笑

富士山から頂戴した天然水の力。
ラーメン屋さんのお冷くらいキンキンに冷えてる。


下は下流側の写真ですが、下流側は岩がゴツゴツしてして川底もヌルヌルしているので、高学年の子でも要注意。

小1娘が下流へ探検に行きたがるので少し行ってみましたが、怪我しそうなのですぐに退却しました。退却する勇気がいかに重要か。



長男と親父の水切り対決が開催され

父の威厳を保つため、小学生相手に本気で挑む48歳。


父の威厳保持のため全力で最適な石を探す妻40歳。



川添いには目を引く大きなヤマユリが咲いていて


幼稚園時代はユリ組だった娘がすぐに「ユリが咲いてる!」と気づいて、その場ですぐにユリの種類を調べる。Googleレンズ便利~。ヤマユリの地下茎は食用のユリ根になると知り、掘り返そうか一瞬逡巡(やりませんよ)





日がだいぶ落ちてきて、体が冷えてきたのでそろそろテントに帰ろ?というところで突然

「オレは修業をする」


小4次男が修業を開始…
(絶対にラッシュガードを着たくない次男)



は?
そんなん、俺もできるけど…?

張り合う小6長男…
(着替えがめんどくさいからオレは足首までしか水にはいらないと言っていたのに着衣のまま修業しちゃう長男)


なんかわからんけど、自分もやらなきゃいけない気がして修業する小1娘。



悟りがひらけたようなので帰ります。

真夏とは思えないほどキンキンに冷え切ったボディを連れて___


キャンプ場と川をつなぐ通路が急坂なので、小さいお子さんは要注意。

キャンプ場側から見るとこんな感じ(写真下)
舗装はされていますが、濡れたシューズだとすべりやすいかも。




多様なサイトが特徴的

ACN西富士オートキャンプ場の特徴のひとつが選ぶサイトによって雰囲気がだいぶ変わること。

全部で5種類にわけられたサイトは
*ひのきの森サイト
*メタコイヤサイト
*栗の木サイト
*サクラサイト(今回利用)
*杉の森サイト

いちばん特徴があると思うのが、最後の 【杉の森サイト】


出典:ACN西富士オートキャンプ場HP

川へむかう道ぞい、その名のとおり杉の木の森の中にあるサイトで、時間や季節によっては、ほぼ無人になります。

今回はふた家族がグルキャンされてましたが、誰もいない時は幸運か不運か、
野営の趣きを楽しめます…野生動物や魚を捕まえて生き延びるような情緒があります…

森の中にポツンとあるトイレ…

絶対に夜中ひとりで行く勇気が出ないが肝試しは最高に盛り上がることでしょう。(隣に炊事場があります(写真忘れ))

トイレのむかいあたりに、以前は使われていたのか、完全に廃墟と化しているログハウスのなれのはてのような建築物もあります。
(なにかが写りこみそうな気がして、恐ろしくて写真は撮れず)

勇気のあるツワモノはここに集え(しかし保証はない)
と誰かが呼んでいるような野営ゾーン。
我が家は絶対無理そうな人が5名(5人家族)


ホラーに耐性はないけど、よりプライベート感があるサイトを希望の方は【栗サイト】がおすすめです。つぎ利用する時は20を密かに狙っている私…

出典:ACN西富士オートキャンプ場HP


【ひのきの森サイト】はどこから車入れるの?というくらいぎっしりの森の中。立体機動装置が有効に使えそう(進撃の巨人)

出典:ACN西富士オートキャンプ場HP


【メタコイヤサイト】は区画が整備されていてテントも張りやすく、水場やトイレにも近くて便利。他のサイトよりも1泊料金が1000円高い。

出典:ACN西富士オートキャンプ場HP



今回我が家が利用したのは【サクラサイト】
この日は我が家含めて6組ほど利用していて、窮屈でもなく寂しくもなく、ちょうどいい感じ。


出典:ACN西富士オートキャンプ場HP

区画があいまいなので、両隣がいるような混雑した日は気をつけて設営した方が良さそう。

真ん中の島になっているところの区画(たぶん48か49)にブランコがあり、その日は空きサイトだったので、あちこちの子供たちが入れ替わりたちかわり遊んでました。

ブランコは2か所あって、ロープが1本しかないタイプのブランコはちょうど下に岩があるので要注意。

足首をすりむいて完全に機嫌を損ねた小6長男の様子が遠くに見えます…


高規格ではないがしっかり管理されたキャンプ場

7~8年間に利用していたころに管理人さんが「家族でやってるキャンプ場だから」とおっしゃっていました。
今はどうかはわかりませんが、ご家族っぽい雰囲気の方々が夕方や朝に水場やトイレの清掃をされていて、設備は古いながらも清潔です。
忙しそうにちゃっちゃとするのではなく、のんびりした雰囲気で掃除されているのでそれも良き。


今回、トイレの虫問題もなく平和なトイレタイムでした(写真下)
(トイレの虫は重要案件なのよ、本気で)


予約制で貸切の露天風呂があります。30分無料。
売店のとなりに予約表に自分で氏名を記入して予約しますが、すぐに埋まってしまうので、チェックインしたらすぐに予約するのが吉。
シャンプー、せっけん等は備え付けていません。


今回は露天風呂ではなくシャワーを利用しました。2分100円。
長男も6年生になり、さすがにもう一緒にはお風呂はいれないのでお風呂は各々。私はシャワーの小さい個室に娘とキャッキャウフフしながら入りました。

長男と一緒に入った最後のお風呂がいつだったのかもうわからない…。

こうやっていつだったかわからない最後の連続が子育てなんだな…


場内には虫取り網を手にした子供たちがたくさん。
夜に仕掛けた罠にお目当ての昆虫がかかっているか、肩から虫かごをかけた少年たちが朝からお父さんと森に見に行く様子はとても微笑ましかったです。

あ、我が家は川にしか興味ないので。はい。


残念なポイントは、せっかく富士山のふもとまで来ているのに、キャンプ場から富士山が見える場所がほとんどないこと。

西富士オートキャンプ場から車で3分のところにある「まかいの牧場」は、富士山を目の前にのぞむ絶景。放牧されている羊たちに餌をあげたり、小さな遊具で遊んだり、大人はたっぷり富士山に癒されるのでおすすめです。
(豆知識ですが、まかいの牧場は「魔界の牧場」ではなく「馬飼野牧場」)


都内から行けるキャンプ場のうち、直前でも比較的予約がとりやすいキャンプ場だと思います!